はしか(麻疹)の流行と予防接種について
全国的にはしか(麻疹)の流行が拡大しております。それに伴い、予防接種に関するお問い合わせも増えておりますので、基礎知識と当院の対応状況をお知らせいたします。
予防接種を受けるべきかについて
予防接種が不要な方
原則、50歳以上で幼少期にはしかに罹患している方は生涯免疫を獲得しているので必要ありません。また、25歳以下でMRワクチンの定期接種を受けた方も不要です。
予防接種が必要な方
現在26歳〜39歳で、2度の予防接種を受ける機会が無く、はしかに罹患したことのない方は抗体検査を受け必要なら予防接種を受けてください。
不明な場合は抗体検査を
上記の接種が必要な方に該当していなくても、罹患したかどうか不明であったり、接種回数が定かでなく免疫が十分であるかわからない場合は、抗体検査を受けることをおすすめします。
妊婦さんへの予防接種はできません
妊娠中にはしかにかかると流産や早産を起こす可能性があるため、不安に思われる方も多いと思いますが、はしかのワクチンは生ワクチンのため、妊婦さんに接種することはできません。なるべく外出を避け、くれぐれも感染しないように注意してください。また、ご家族に未接種・未罹患の方がおられる場合はご相談ください。
妊娠前の方はぜひこの機会にワクチン接種をご検討ください。
当院の対応状況
5月17日現在、はしか(麻疹)ワクチンおよび麻疹風疹の混合ワクチンともに入手が困難な状況になっており、再入荷の目処はたっておりません。
入荷次第ウェブサイト上でお知らせいたします
抗体検査は行っておりますのでお電話でご予約の上ご来院ください。
料金表
抗体検査(麻疹・風疹) | 4,000円(税別) |
---|---|
ワクチン接種 | 現在お取り扱いできません |
感染したかもしれない時は
5月6日に町田市にてはしか患者が確認されました。発症された方は5日に町田〜成瀬間のバスを利用されたそうです。
はしかは、通常10〜12日の潜伏期間のあと、風邪に似た発熱やせき・鼻水といった症状が現れます。はしかが疑われる場合は事前に医療機関に連絡のうえ、公共交通機関を利用を避けて速やかに受診してください。